【話題株】アンジェス MGが約15%の急伸、遺伝子治療薬開発の第一人者、リンパ管再生で欧州で特許
■下肢血管再生治療薬も実用化接近
遺伝子治療薬開発の第一人者であるアンジェス MG<4563>(東マ・売買単位100株)は、リンパ浮腫対象の医薬特許が欧州で成立したことで34円高の269円と上伸、値上り率では14.4%とマザーズにおいて上位となっている。
人体の臓器中、もっとも再生能力の高い肝臓で発見された「肝細胞増殖因子」(HGF)を使って血管再生、リンパ管再生などの新薬を開発している。今回のリンパ管再生促進はそのひとつ。また、下肢の血管を再生させることで下肢の切断を回避できる治療薬「重症虚血肢」実用化も間近に迫っている。
大阪大学発のバイオベンチャーで同社の山田 英社長は医学博士でもある。2002年上場で先行投資負担から赤字継続だったが2019年12月期に黒字転換、さらに、新薬寄与で10年後の売上を現在の4億5000万円から500億円に目標を設定している。
2007年には株価1869円がある。その後は200円台で十分な期間、底練りをやっているので今後、次々と予想される新薬登場を好感する展開が予想される。