【株式市場】材料株は活況だが日経平均は大幅反落のまま小動き

株式

◆日経平均の終値は1万9492円60銭(205円55銭安)、TOPIXは1568.73ポイント(16.48ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億2185万株

チャート16 8日後場の東京株式市場は、引き続き約7年ぶりの原油安を映して出光興産<5019>(東1)などの石油株、資源株が安く、このまま原油安が続けば中東産油国で政情不安の恐れがあるといった見方もあり、日経平均は200円安の1万9500円をはさんで値動き幅80円程度の小動きに終始した。終値の1万9500円割れは11月16日以来。主な株価指数は前引けに続きすべて安い。

 国際石油開発帝石<1605>(東1)が約1カ月ぶりに1200円台を割るなど資源株の下げが目立った半面、燃油安への期待などでスターフライヤー<9206>(東2)などが高い。中国・北京の大気汚染の激化が思惑材料になり環境機器の神栄<3004>(東1)東亜ディーケーケー<6848>(東1)などが急伸し、上場4日目のインベスターズクラウド<1435>(東マ)はIT設備満載のスマート集合住宅などが材料視されてストップ高。テリロジー<3356>(東1)はネットワーク機器の設定ミス検知ソフトなどが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は19億2185万株(前引けは9億9260万株)、売買代金は2兆1093億円(同1兆622億円)。1部上場1923柄のうち、値上がり銘柄数は377(同309)銘柄、値下がり銘柄数は1430(同1495)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様に水産・農林、空運の2業種のみ値上がりした。値下がり率の小さい業種は陸運、食料品、不動産、小売り、倉庫・運輸、保険、などとなった。

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