8日は、NY原油先物の約7年ぶり安値を受けてJXホールディングス<5020>(東1)が3.8%安となり終値で11月30日以来の500円割れとなり、国際石油開発帝石<1605>(東1)は5.0%安となり11月16日以来の1200円割れ。またシェールオイルに続きバイオ燃料にも割高感が広がればバイオ燃料用の植物生産が停滞するの連想が広がり、農機のタカキタ<6325>(東1)が5.7%安。
一方、原油安による燃油コスト低下期待などでスターフライヤー<9206>(東2)は5.2%高と2011年以来の高値に進んだが、原油安の恩恵のある電力株やタイヤ株などは総じて軟調で好感買いは広がりを欠いた。
神栄<3004>(東1)が空気清浄機用センサーと中国・北京市の大気汚染悪化とを結びつけて連想買いする動きとされて11.5%高の急伸となり東証1部の値上がり率1位。ヨロズ<7294>(東1)は独ダイムラーからの初受注などが言われて7.9%高となり東証1部の値上がり率2位。タカラトミー<7867>(東1)は映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の人気に乗る新商品などが期待されて7.0%高となり、上場投信を除く東証1部の値上がり率3位。これら値上がり率1~3位銘柄には、いちよし経済研究所が積極評価を行ったとも伝えられ、前場急伸したまま後場は横ばいとなった。
アンドール<4640>(JQS)は3次元計測などに使用する最新製品が言われて21.4%高のストップ高となり、テリロジー<3356>(JQS)はネットワーク機器の設定ミス検知ソフトなどが言われて24.5%ストップ高。Aiming<3911>(東マ)は人気オンラインゲームが台湾のAppStoreで売れ行き1位との発表などが引き続き好感されて7.0%高。上場4日目のインベスターズクラウド<1435>(東マ)はIT設備満載のスマート集合住宅などが材料視されて19.2%ストップ高となった。