日経平均株価は重要なポイントに差し掛かっているようだ。今日、このままで取引を終えると日経平均の終値は2日連続で25日線を下回ることになる。中国ショックの底打ちからの反発場面で去る10月14日に25日線を切ったが、そのときは1日だけだった。仮に、今日、2日連続で下回れば今回の反発相場が一巡しようとしているサインとも受け取ることができるのではなかろうか。もちろん、1週間ていど下回ったとしても基調の強さには変化はないとの指摘もある。
ただ、原油価格急落の影響が、どういう形で世界経済及び企業に現れてくるのかは心配なところである。また、一部では、日銀が追加の量的緩和に慎重であるとして強気になれないと指摘する向きもある。もっとも、東証1部の出来高は20億株割れで、陰の極状態にあり需給関係では大きく下げ難いようでもある。