◆日経平均の前引けは1万9049円66銭(251円41銭安)、TOPIXは1541.58ポイント(14.00ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億5839万株
10日前場の東京株式市場は、NY株の3日続落、1ドル121円台に入る円高基調が影響して株価指数の先物が先行安となり、日経平均はいきなり231円安の1万9070円で始まった。伊藤忠商事<8001>(東1)などの大手商社株は堅調だが、日経平均は10時頃に273円50銭安(1万9027円57銭)まで下げ、その後も弱モミ合いのままだった。主な株価指数はほとんど安いが、中で東証マザーズ指数のみ小高い。
材料株を個別に物色する展開となり、キョーリン製薬ホールディングス<4569>(東1)、そーせいグループ<4565>(東マ)などが技術導出のマイルストン収入を好感して活況高となり、バイオ関連株が一斉高。環境管理センター<4657>(東1)は引き続き北京の大気汚染など材料に大幅続伸となり、クリーク・アンド・リバー社<4763>(JQS)は新作のスマートフォン向けゲームが好調とされて急伸。
東証1部の出来高概算は9億5839万株、売買代金は1兆787億円。1部上場1923柄のうち、値上がり銘柄数は259銘柄、値下がり銘柄数は1557銘柄となっている。