HondaJet
ホンダ<7267>(東1・売買単位100株)は10日午前、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」が米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)から米国東部時間12月8日に型式証明を取得と発表した。航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニーが取得した。これまでの報道では、すでに100機を超える受注があるという。前引けは日経平均が251円安となった中で、株価は3888円(92円安)だった。
発表によると、型式証明は、FAAが定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する厳格な基準をHondaJetが満たしていることを証明するもの。記念式典では、行政や業界関係者を含む2000人以上の列席者が見守る中、FAA長官のマイケル・ウェルタ氏からHACI社長の藤野道格に型式証明書が手渡された。
型式証明の取得までに行われた各種試験では、米国内で70ヵ所以上の空港や試験施設が使用され、試験飛行時間は3000時間を超えた。米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にあるHACIの生産工場では、現在25機のHondaJetが最終組立工程にあり、年末に予定しているデリバリーを控えている。
型式証明取得を祝うHACI藤野社長とHACIおよびFAAの関係者