カイオム・バイオサイエンス(カイオム・バイオ)<4583>(東マ・売買単位100株)は11日の後場も戻り高値を更新したまま、14時30分を過ぎて14%高に迫る655円(83円高)前後で推移し、大幅続伸となっている。引き続き、9日に発表した「Trop-2」抗体の日本国内での特許取得などが材料視され、「師走相場」特有の材料株相場に乗る銘柄として注目されている。当面の業績は赤字継続の見込みだが、株価はすでに4ヵ月近く500円前後で下値固めの動きを続け、業績動向は消化済みのようだ。テクニカル的には、下値固め相場に入る前に「マド(窓)」を空けて下げた場面があり、いわゆる「マド埋め」相場に発展するなら750円前後までは上げる可能性がある。