値を保っていたトヨタ崩れる、戻り高値から446円安、8000円が遠のく、ここからはプロの出方次第
トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は、前週までなんとか値を保っていたが、全般急落の暴雨風に巻き込まれた。185円安の7500円で始まり269円安の7416円まで下げた。ドル円が120円台へ円高が進み、これまで株価を支えてきた円安が消えた。また、この日発売の会社四季報・新春号において次期(17年3月期)の見通しを小幅増益と慎重予想だったことも響いているようだ。これで、戻り高値7862円(12月2日)から今朝の安値まで446円安となって目安となる25日線も大きく下回った。「今回の中国ショック安からの戻り相場では個人はほとんど買いついていない。今後はプロの機関投資家がどう動くかにかかっているとみていいだろう」(中堅証券)という。CO2削減が世界のテーマとなったことで水素自動車、ハイブリット車で同社の優位性が発揮されるとの見方もある。