(写真=JAXA宇宙航空研究開発機構HPから)
「はやぶさ2」に観測機器3基搭載
明星電気<6709>(東2・売買単位100株)は14日の前場119円(2円安)で昼休みに入ったが、出来高は午前中で26万株を超え、11月と12月第2週までの一日平均出来高約23万株を上回り売買活発となった。
2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」に、同社が開発・製作にかかわった観測機器が3基搭載されており、本日、「はやぶさ2」が進路変更に成功し、小惑星に向かう軌道に乗ったことが確認されたと伝えられ、注目再燃となった。
「はやぶさ2」には、同社などが開発・製作した水を調査する近赤外分光計「NIRS3」、探査機本体から分離し衝突実験中の状況を撮影する理学観測分離カメラ「DCAM3」、エンジン周辺の汚染を質量変化で計測するセンサ「宇宙用QCM」の観測機器3基が搭載されている。
また、同社は、12月9日から5年目の再挑戦で金星の周回軌道に乗ることに成功した金星探査機「あかつき」に搭載された6種類の観測機器のうちのひとつ、「雷・大気光カメラ(LAC)」の開発を担当している。