明星電気<6709>(東2・売買単位100株)は14日、「小惑星探査機『はやぶさ2』地球スイングバイに成功」と題して、「はやぶさ2」には明星電気が開発・製作に関わった次の観測機器3基が搭載されていると発表した。
「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられ、太陽系を回る小惑星「リュウグウ」への着陸やサンプル取得、回収が計画されている。12月3日、地球の引力を利用し軌道を変えるスイングバイを行い、14日までに、目的とする軌道へ入ることに成功した。
搭載されている観測機器は、小惑星「Ryugu(リュウグウ)」において太陽系形成時に存在していた水を調査する近赤外分光計「NIRS3」、「はやぶさ2」から分離し衝突実験中の状況を撮影する理学観測分離カメラ「DCAM3」、衛星推進のイオンエンジン部分に2式搭載し、エンジン周辺の汚染を質量変化で計測するセンサ「宇宙用QCM」。
明星電気の株価は8月の95円を下値に出直っており、回復軌道に乗った印象がある。10月に137円まで上げた。その後は中段もち合いを形成しながら120円前後で推移している。