■日経平均の前引けは1万8744円57銭(138円85銭安)、TOPIXは1516.21ポイント(11.67ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億1630万株
15日前場の東京株式市場は、米国の利上げ決定が確実視されるFOMC(連邦公開市場委員会)が同国時間の15~16日に開かれるため様子見ムードが漂い、日経平均は株価指数の先物主導型で時間と共に下押す展開になった。原油安を受けて日本航空<9201>(東1)などは堅調だったが、日経平均は11時過ぎに191円85銭安(1万8691円57銭)まで下げ、前引けも138円85銭安(1万8744円57銭)となった。主な株価指数はすべて安い。
材料株物色は活発で、朝のTBSニュースが国を越えた電子商取引=「越境EC」と呼ばれる分野が注目され、中国ではフェリシモ<3396>(東1)などに「ネット上の爆買い」が起きているなどと伝えたことなどを受け、フェリシモやアイスタイル<3660>(東1)などが急伸し、ラクーン<3031>(東マ)はストップ高。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)は引き続き抗体に関する特許などが好感されて連日急伸し、イメージワン<2667>(JQS)は聖マリアンナ医科大学との共同研究が好感されてストップ高。
本日新規上場となったダブルスタンダード<3925>(東マ・売買単位100株)は契約先が保有する膨大なデータベースを整理・抽出、資料化するなどのビッグデータ関連サービスを展開し、前場は買い気配のまま初値がつかず、公開価格2190円を70%上回る3730円の買い気配。
東証1部の出来高概算は10億1630万株、売買代金は1兆581億円。1部上場1925柄のうち、値上がり銘柄数は526銘柄、値下がり銘柄数は1281銘柄となっている。