サンバイオが第3四半期の収益拡大など注目され戻り高値

銘柄

■ライセンス契約によるマイルストン収入など際立つ

 サンバイオ<4592>(東マ・売買単位100株)は15日、約9%高の1284円(111円高)まで上げて戻り高値を更新し、14時を過ぎても80円高前後で強い相場となっている。14日に発表した第3四半期の連結決算(2015年2~10月累計)は売上高に相当する事業収益が前年同期比65%減の10.99億円だったが、9月に発表した第2四半期累計(2~7月)の4.11億円と見比べると第3四半期(8~10月)の回復が際立つとして注目する様子がある。北米において大日本住友製薬<4506>(東1)と締結している「SB623」の共同開発及びライセンス契約によるマイルストン収入500万米ドルなどが要因。1月通期は赤字の見込みだが、株価は11月下旬から出直りが強まり、11月までの調整によって当面の赤字を織り込んだとの見方がある。その場合、テクニカル的には1400円どころまで上値余地が開けてくるようだ。

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