【株式市場】新規上場の3銘柄は順調だが売買代金少なく材料株を物色

株式市場

◆日経平均の終値は1万7808円75銭(45円48銭安)、TOPIXは1421.26ポイント(4.76ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億0303万株

チャート15 25日後場の東京株式市場は、欧米投資家がXマス休暇とあって通常なら前引けで1兆円台に達する東証1部の売買代金が13時を回っても1兆円台に乗らず、キヤノン<7751>(東1)が12月期末の配当権利付最終日にもかかわらず後場は軟調など、売買が低調なまま推移し、日経平均は14時30分頃の80円64銭安(1万7773円59銭)を下値に軟調小動きのまま小反落となった。6日ぶりに反落。中で明治ホールディングス<2269>(東1)キリンホールディングス<2503>(東1)などが高値に進んだまま堅調で、優先株の処理完了が伝えられた三井住友建設<1821>(東1)も高い。材料株の動きは活発で、日本エンタープライズ<4829>(東1)は格安スマートフォン向けの使い放題アプリ発表を材料に急動意となり、カーリットホールディングス<4275>(東1)は自社株買いを材料に戻り高値。スマートEブック<2330>(JQS)は地方創生関連株とされて反発し、東洋合成工業<4970>(東1)は業績予想の増額を好感して急出直りとなった。

◆本日は3銘柄が新規上場。
カヤック<3904>(東マ、売買単位100株)は累計400万ダウンロードを超えたゲーム「ぼくらの甲子園」などを世に出し、前場は買い気配のまま値がつかず、公開価格560円に対し70%高の952円で買い先行。大引けも1288円で買い気配。
エクストリーム<6033>(東マ、売買単位100株)はゲーム開発エンジニア派遣などを行ない、前場は公開価格1400円を70%上回る2380円で買い気配。大引けも3220円で買い気配。
東京ボード工業<7815>(東2、売買単位100株)は、9時12分に公開価格2180円に対し8%安の2005円で初値をつけ、安値は2005円、高値は2060円、終値は2018円。

 東証1部の出来高概算は16億0303万株(前引けは8億335万株)、売買代金は1兆3842億円(同6639億円)。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は512(同523)銘柄、値下がり銘柄数は1214(同1195)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がり(前引けも3業種が値上がり)し、食料品、サービス、化学が高かった。

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