リンテック反発、11月戻り高値からの調整に底打ち感、次期の増配期待を織込み始める
リンテック<7966>(東1・売買単位100株)は、11月の戻り高値からの調整が継続だが、この日は53円高の2645円と反発し去る14日の2545円で底打ちしたようである。今3月期の営業利益が9.6%増と2ケタ近い増益で1株利益は176.0円、配当年54円(期末27円)の見通し。とくに、期末配当に対する約3カ月間の所有期間利回りが1.06%と好いことから配当取りと、さらに、来期業績の向上に期待した買いが予想されそうだ。四季報・新春号では来期(17年3月期)の1株利益を187.1円、とくに、配当を年56~66円と予想していることは刺激的である。増配が濃厚となってくれば年初来高値3090円(4月23日)前後が見込める展開となってきそうだ。