明治ホールディングスが洋菓子会社の売却など好感し出直り強める

明治ホールディングス 2269

「顕著な成長を続ける寿スピリッツにフランセの経営を委ねる」

 明治ホールディングス<2269>(東1・売買単位100株)は16日の後場一段強含む相場になり、13時30分を過ぎて9790円(320円高)と出直りを強めている。手掛かり材料としては、15日付でミルフィユなどの洋菓子類の製造・販売を行うグループ会社・株式会社フランセの売却を発表したことがある。全体相場も米国の利上げに向けた不透明感の後退などによって日経平均が480円高と大幅に反発しているため界安心感が舞い戻ったようだ。12月9日には、うがい薬などで知られる殺菌消毒薬「イソジン」の一般用医薬品の国内契約を売却。今後もこうした改革が出てくる期待がある。

furannse3

フランセの公式facebookから

 フランセの売却先は全国各地の銘菓の地域限定製造などを行う製菓大手・寿スピリッツ<2222>(東1)で、「顕著な成長を続ける寿スピリッツに、フランセの経営を委ねることとした」(明治HDの発表資料より)としている。寿スピリッツも4665円(30円高)前後で強い値動きとなっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る