【引け後のリリース】DOWAホールディングスがミャンマーで初の国際基準処理施設
- 2014/12/25 17:00
- 株式投資News
【引け後のリリース】DOWAホールディングスがミャンマーで初の国際基準処理施設
■もみ合い相場の上限付近で推移し抜け出せば値上がりに弾みも
DOWAホールディングス<5714>(東1)は25日の大引け後、子会社のDOWAエコシステム(東京都千代田区)がミャンマー連邦共和国のティラワ経済特区に廃棄物処理事業を行う子会社を設立したと発表した。事業開始は2015年10月を計画しているという。
発表によると、ミャンマーでは経済開放政策が進み、海外から進出する企業が急速に増加し、交通・電力など基幹インフラの早期整備も推進されている。これに伴って工業系廃棄物の発生量が増大し、廃棄物処理能力や適正処理を確保する必要性が今後高まっていくと予想されている。
DOWA エコシステムは、日本に加えて東南アジアや中国で廃棄物処理や金属リサイクル、土壌浄化事業などの環境・リサイクル事業を手がけている。新会社では国際的な構造基準に準拠した管理型最終処理施設の建設を計画しており、これはミャンマー初の施設となる見込み。また同社では、廃棄物の最終処理だけでなく、排出企業からの収集運搬、廃棄物の性状に応じた中間処理やリサイクルなど、総合的な廃棄物管理サービスを提供することで、多様な業種からの適正処理ニーズに対応し、ミャンマーの持続的な産業発展に寄与していくとした。
本日の株価終値は971円(7円安)で小幅反落となった。今年の相場は1月の1049円を高値にして800円前後から1000円前後の幅で大きなもみ合いを繰り返し、このところはもみ合いの上の価格帯で推移している。もみ合いが長いため相対的に信用売り残が多く、信用倍率は2倍台。もみ合いを抜け出せば売り建てを買い戻す動きが増え、値上がりに弾みがつく可能性が出てくるため、しばらくは要注目といえそうだ。