【株式市場】日経平均は反落模様だが材料株は強く新規上場3銘柄はアークンが買い気配
◆日経平均の前引けは1万9307円06銭(46円50銭安)、TOPIXは1560.75ポイント(3.96ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億7869万株
18日前場の東京株式市場は、NY株の4日ぶり反落や本日まで開かれる日銀の金融政策決定会合の結果を待つ雰囲気があり、日経平均は小安く始まった後も軟調で10時頃に一時153円85銭(1万9199円71銭)まで下押す場面があった。マザーズ指数は高い。
個別物色は旺盛で、クミアイ化学工業<4996>(東1)が10月決算発表などを好感して14%高となり、さくらインターネット<3778>(東1)はフィンテック(金融IT)技術企業との提携が連日好感されて3日連続ストップ高。ラクーン<3031>(東マ)は決済代行サービスが無料通話アプリLINE(ライン)にも対応開始との発表などでストップ高。
本日は3銘柄が新規上場となり、フリュー<6238>(東1・売買単位100株)はプリクラ関連事業などを展開し、取引開始と同時に公開価格3200円を上回る3220円で初値がつき、高値は3320円、前引けは3005円。
アートグリーン<3419>(名セ・売買単位100株)は胡蝶蘭をはじめとする高級生花の生産や輸入、卸売りなどを行い、10時30分に公開価格420円を46%上回る614円で初値がついた。高値は664円、前引けは581円。
アークン<3927>(東マ・売買単位100株)はマルウエア(悪意のあるサイバー攻撃ソフト)に対するセキュリティー対策などを提供し、前場は買い気配のまま値がつかず、公開価格1360円を70%上回る2312円の買い気配。
東証1部の出来高概算は9億7869万株、売買代金は1兆1030億円。1部上場1930銘柄のうち、値上がり銘柄数は745銘柄、値下がり銘柄数は1034銘柄となっている。