18日(金)のNYダウは続落、2日合計で約620ドル下げ、新規買い手控えの中を利食い継続、原油安も注視
12月18日(金)のNYダウは、2日連続で大きく下げた。「新規買方」が、利上げの影響を見極めようとして買い手控える中、中国ショック安相場からの戻りで利の乗った銘柄を利食いする流れが継続しているようだ。17日の254ドルに続いて18日(金)は終値で367ドル安の1万7128ドルと続落、2日間合計の下げ幅は約620ドルに達した。
原油相場が34ドルと下げ、大きい下値フシとなっている2008年の33ドルまで残り1ドルまで迫っていることも下げの材料となっている。「アメリカ景気は強いが、原油相場で見れば世界の景気はリーマンショックの2008年当時より悪いのではないだろうか」という見方のようである。
もっとも、現在のNYダウの位置は、中国ショック安値の今年8月水準から約1700ドル上にあり、まだ余裕十分な水準である。なお、18日(金)のドルは121円前半。
NN倍率は1.108倍、日経平均の上ザヤは1858ポイント。