【株式市場】新規上場銘柄など個別物色となりTOPIXは高いが日経平均は軟調
- 2014/12/26 12:02
- 株式投資News
◆日経平均の前引けは1万7779円18銭(29円57銭安)、TOPIXは1422.83ポイント(1.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億8818万株
26日前場の東京株式市場は、米国市場などがクリスマス休場のため材料株を個別にピックアップする様子が強く、TOPIXは高いが日経平均は朝方の9円72銭高(1万7818円47銭)を上値に軟調だった。トヨタ自動車<7203>(東1)などは高いものの、12月期末の配当・優待の権利を昨日までで確保し終えた花王<4452>(東1)が反落の2.5%安など、「権利落ち」に絡む動きもあった。沖電線<5815>(東1)が東京都の都道172キロメートル間の電線地中化構想を材料に急伸し、特種東海製紙<3708>(東1)はリニア中央新幹線の工事用地の賃貸などが言われて来年の相場テーマ株とされて急伸。12月19日に上場のサイジニア<6031>(東1)は初日の高値を更新し、アールビバン<7523>(JQS)は25日開催のドリーム・アートコレクションに期待とされてストップ高となった。
本日上場のMRT<6034>(東マ、売買単位100株)は医師紹介サイト「MedRT.com」などを運営し、前場は買い気配のまま初値がつかず、公開価格800円に対し70%高の1360円の買い気配となった。12月に新規上場となった28銘柄はこれですべて上場した。
東証1部の出来高概算は7億8818万株、売買代金は6091億円。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は1233銘柄、値下がり銘柄数は487銘柄となった。