【株式市場】日経平均は小動きだが新国立の大成建設など強く新規上場2銘柄は買い気配
◆日経平均の前引けは1万8892円81銭(23円21銭安)、TOPIXは1533.15ポイント(1.87ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億5616万株
22日前場の東京株式市場は、NY株の3日ぶり反発と為替の円高基調が株価材料として綱引き状態になり、日経平均は小動きの中で9時30分頃に91円37銭安(1万8824円65銭)まで軟化する場面があった。ただ、新国立競技場の設計施工業者に大成建設<1801>(東1)などの「A案」が決定と伝わると大成建設はじめ建設株が活況高となり、日経平均は23円21銭安(1万8892円81銭)まで回復した。YOPIXやJPX日経400は高い。
経営統合を発表したミツミ電機<6767>(東1)とミネベア<6479>(東1)はミツミ電機が急伸し、クミアイ化学工業<4996>(東1)は野村證券による目標株価の引き上げなどで高値を更新。ペプチドリーム<4587>(東1)は引き続きノバルティス社との契約延長など前週からの材料続出を好感して大幅続伸。一方、ガンホー・オンライン・エンターテインメント<3765>(東1)は中国での発売延期が言われて軟調になり、日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQS)は米国本社による株式売却観測で安い。上場2日目のマイネット<3928>(東マ)はストップ高。
本日は2銘柄が新規上場となり、ソネット・メディア・ネットワークス(ソネット・メディアN)<6185>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは公開価格2300円を70%上回る3910円の買い気配。
プロパティエージェント<3464>(東マ・売買単位100株)も前場は初値がつかず、前引けは公開価格1400円を70%上回る2380円の買い気配となった。
東証1部の出来高概算は9億5616万株、売買代金は9336億円。1部上場1933銘柄のうち、値上がり銘柄数は862銘柄、値下がり銘柄数は918銘柄となっている。