■単なる自律反発の可能性あるが年末年始中も大きな動きが出る期待
シャープ<6753>(東1・売買単位100株)は28日、10時にかけて10%高の121円(11円高)まで上げ、この銘柄としては久々の大幅高。値上がり率で東証1部銘柄の2位に躍り出る場面があった。土・日の間に台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長の談話として、「(私に)2年時間をもらえれば赤字を解消し、3年目からは黒字化できる」(日本経済新聞27日付朝刊より)などと伝えられ、材料視されている。
同社を巡っては、年末年始の休暇中も大きなニュースが出る可能性に注目する様子がある。もっとも、このところの株価は12月14日から終値で高い日がなく、前日比変わらずの日を加えると前売買日まで9日続落。今朝の急伸は単なる自律反発との見方もあり、大きなニュースに賭けるのは大納会の30日がベターとの指摘もある。
25日付では、コンビニエンスストアに置く同社製デジタル複合機で2016年1月4日からマイナンバーカードによる住民票の写しなどを取得できるサービスを開始すると発表した。