トヨタ3日ぶり反発も2日分下げの「3分の1戻し」に届かず、米国景気の行方見守る展開か
トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は、41円高の7524円と3日ぶりに反発しているものの、直前2日間の下げ幅約150円に対し、「3分の1戻し」に届かず、反発力は鈍い。「アメリカ景気全体は、1度くらいの利上げでは落ち込むことはないだろうが、ただ、アメリカの自動車販売はローン残高が膨張していることから金利上げの影響は受ける心配がある。トヨタのアメリカ向け販売にも影響がどのていど現れるかを見極めるところだろう」(中堅証券)ということが上値を重くしているようだ。また、「日本の主力株はアメリカの金利上げの洗礼を一度は受ける局面だろう」との別の市場関係者の見方もある。戻り高値は、去る、12月2日につけた7862円で現在は戻り高値から約340円下に位置している。