◆日経平均の終値は1万8873円35銭(104円29銭高)、TOPIXは1529.22ポイント(13.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億5526万株
28日後場の東京株式市場は、株価指数先物に海外ヘッジファンドの買い戻しが入っているとの見方があり、日経平均は一段ジリ高となって14時過ぎに153円84銭高(1万8922円90銭)まで上げる場面があった。日経平均ベースでの12月期末の配当落ち分は約26円とされ、落ち分を埋めてなお高いため、ジンクスでは新春への期待がこもる展開となった。6日ぶりに反発。主な株価指数はすべて高い。
材料株物色が活発で、さくらインターネット<3778>(東1)はフィンテック(金融IT)関連株の一買うとしてストップ高となり東証1部の値上がり率1位。新日本科学<2395>(東1)はサルを用いた緑内障や加齢黄斑変性に関する発表などが好感されて急反発。日本抵抗器製作所<6977>(東2)は台湾メディアの報道として中国の家電大手ハイアールと温水便座での提携観測が出たようでストップ高。アイサンテクノロジー<4667>(JQS)は自動運転技術で提携するZMP社(未上場)のテレビ登場などが言われてストップ高。ITBook<3742>(東マ)は人材派遣会社の子会社化などが言われて急反発。
東証1部の出来高概算は15億5526万株(前引けは8億2342万株)、売買代金は1兆5433億円(同7739億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は1570(同1403)銘柄、値下がり銘柄数は327(同451)銘柄。
また、東証33業種別指数は30業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、海運、電力・ガス、などだった。