◆日経平均の前引けは1万8873円27銭(8銭安)、TOPIXは1532.06ポイント(2.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億602万株
29日前場の東京株式市場は、朝方の円相場が昨日夕方に比べて対ドルで1円近い円高になったことなどが影響し、日経平均は取引開始後に89円99銭安(1万8783円36銭)まで反落する場面があった。しかし村田製作所<6981>(東1)などのスマートフォン関連株は堅調で、円高基調は鈍化したため日経平均は11時前に堅調転換、前引けは8銭安(1万8873円27銭)となった。TOPIXやJPX日経400、新興市場などは軒並み小高い。
日本水産<1332>(東1)が青魚成分EPA事業への期待などが再燃して再び高値を更新し、熊谷組<1861>(東1)は大和証券の目標株価500円などを好感して活況高。DCMホールディングス<3050>(東1)は第3四半期の好決算などで活況高。日本抵抗器製作所<6977>(東2)は中国での温水便座事業の観測などが言われて連日急伸し、ジェクシード<3719>(JQS)は子会社の提携などが言われてストップ高。アークン<3927>(東マ)は12月18日の上場から毎日高値を更新する勢いが注目されてストップ高。
東証1部の出来高概算は7億602万株、売買代金は7341億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は1219銘柄、値下がり銘柄数は567銘柄となっている。