■24日ストップ高となり「師走相場」特有の短期値幅狙いが活発化
日本水産<1332>(東1・売買単位100株)は29日の後場一段高となり、8%高に迫る692円(49円高)まで上げて2007年以来の高値を更新している。12月18日付で「新設・鹿島医薬品工場の詳細」を発表してから動意が活発化し、24日にはSMBC日興証券、みずほ証券による目標株価の引き上げなどが好感されてストップ高。この銘柄がストップ高とは意外性があるとの見方があり、「師走相場」特有の短期的な値幅を狙う投機資金が再び流入してきたようだ。
信用取引の売り残と買い残の量がほぼ拮抗する状態のまま高値を更新してきたため、動き出した方向に値動きが加速する可能性がある。SMBC日興証券の投資判断は投資評価を「2」から「1」に引き上げ、目標株価は960円と伝えられ、みずほ証券は「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価は910円と伝えられた。