ブリヂストンが米ペップ買収遠のく印象になり反発幅を拡大
- 2015/12/29 14:33
- 株式投資ニュース
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■ペップ・ボーイズは競合するアイカーン氏の買収受け入れと伝わる
ブリヂストン<5108>(東1・売買単位100株)は29日の後場一段強含む展開となり、14時にかけて4167円(34円高)まで上げて反発幅を拡大している。正午前、米国のカー用品小売り大手ペップ・ボーイズの買収を巡り、同社と買収価格の引き上げ競争を演じている大手投資家カール・アイカーン氏について、ロイター通信が「米ペップ・ボーイズ、アイカーン氏の買収提案受け入れへ」などと伝えた。むしろ安堵感が広がっている。
ブリヂストンの株価は昨日まで6日続落。ペップ・ボーイズの買収提案にアイカーン氏が割って入ったことで、このところは買収額の高騰を懸念する向きが多くなっていたようだ。当面は12月17日につけた直近の高値4478円前後までは回復しても不自然でない情勢になったとの見方がある。