【高見沢健のマーケット&銘柄ウオッチ】7月推奨のサンワテクノスは一段と有望

高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ

7月7日付けで1000円処で紹介したサンワテクノス<8137>(東1・売買単位100株)が1200円台に水準を高めてきたが、なお上値余地は大きいと見ている。

14年9月末で有利子負債47億6000万円に対し現預金54億5600万円を有し、実質無借金の好内容。1株純資産は1372円でPBR0.9倍。1株利益は15年3月期163.7円、16年3月期202円の見通しでPERは今期7.6倍、来期で6.1倍と割り安感が強い。

スマホや車載向け電子部品中心の専門商社だが、今後は産業技術総合研究所や安川電機と事業推進している「汎用ヒト型ロボット」を軸に、製薬会社やバイオベンチャー、病院など幅広い分野からの需要が見込める医療や介護の成長領域を視野に入れた戦略を進めていく方針。新エネルギー分野ではリチウムイオン電池検査装置やEV車充電器用電子部品などにも注力する意向。成長分野を取り込みROEは今期11.9%から来期14.7%に高まる見通し。押し目買い。(証券ジャーナリスト)

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