【週足・週末終値足チャートワンコメント】NYダウは反発あっても上値限界、8月からの急伸に対する調整が継続の展開
NYダウの直近、12月31日・週末値は前の週末に比べ127ドル安の1万8425ドルと反落した(前の週は前々週末比424ドル高)。下げ幅としては、それほど大きくはないので今週(週末1月8日)は反発が予想されそうだ。
ただ、反発はあっても上値は大きくなさそうだ。なぜなら、戻り高値1万7910ドル(11月6日=週末値)から1万7847ドル(12月4日=週末値)、そして、1万7552ドル(12月24日=週末値)と上値が切り下がっているからだ。その上値を結ぶ「上値抵抗線」は1万7600ドル前後に位置している。
さらに、注意すべきは、同時に下値も切り下がっていることだ。上値も下値も切り下がるという典型的な下げ相場の展開である。8月安値からの急伸(週末値ベースで約1800ドル高)に対する調整相場が続いている展開である。
調整相場完了となるには、去る12月19日(週末)の1万7128ドルを下回らないで、「下値切り上げ型」に転換することである。