【狙い場・買い場】エイジアは今3月期2ケタ増益で期末一括17円配当、チャートが三角保合い

狙い場・買い場

 エイジア<2352>(東マ)は、日足ではミニゴールデンクロスを示現。チャート妙味から注目したい。同社は、インターネットを活用したマーケティングシステムを法人・団体に提供している。BtoC型企業向けのマーケティングオートメーションを核としたマーケティングプラットフォームの構築とそのブランディングに経営資源を集中的に配分し、「複雑化したデジタルマーケティングを世界一カンタンに、確実に!」というコンセプトの実現を目指した新製品の開発に取り組んでいる。成長のために必要な投資を維持・強化し、事業領域の拡大に伴い発生するリスクに耐えうる収益力を確保するため、アプリケーション事業において、利益率と売上継続性(ストック性)の高いクラウドサービスの販売増強に引き続き注力している。重点的に強化してきたクラウドサービスが順調に推移しているほか、子会社FUCAと協力して推進したコンサルティングサービスも伸長している。

 今2016年3月期・第2四半期業績実績は、売上高が5億4100万円(前年同期比11.2%増)、営業利益が9800万円(同50.6%増)、経常利益が1億0100万円(同52.2%増)、純利益が6600万円(同58.6%増)に着地。

 通期業績予想は、売上高が11億3000万円(前期比9.6%増)、営業利益が2億2000万円(同23.2%増)、経常利益が2億2000万円(同21.5%増)、純利益が1億4000万円(同28.6%増)を見込んでいる。配当は期末一括17円(同2円増)を予定している。

 株価は、昨年7月1日につけた昨年来の高値1813円から8月25日安値879円まで調整を挟んで昨年10月29日高値1683円と上昇。1600円どころを上値にモミ合っているが、ミニゴールデンクロスを示現し、上値指向を強めている。大型新製品「WEBCAS Auto Relations」の開発が注目される。将来的には人工知能「将来予測エンジン」を搭載、または連携。IOT技術を活用したビッグデータ対応を計画しており、今後の展開に期待がかかる。週足では13週移動平均線、月足では9か月移動平均線がサポートしており、三角保ち合い上放れとなるか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る