アダストリアHD乱高下、営業利益は第3四半期で通期予想上回るが純益不振
- 2014/12/29 18:04
- 株式投資News
アダストリアホールディングス<2685>(東1・売買単位100株)は、前場では70円高の2885円と買われたが、決算を発表した後場は終値が前日比32円安の2783円と大きく下げた。
15時に発表した2015年2月期・第3四半期は前年同期比27.2%増収、営業利益4.6%増益だった。連結子会社化した会社が売上に寄与した。
店舗は204出店、39退店で期末店舗数は1378店舗となっている。
利益面ではシンガポール事業撤退見込み損失、店舗減損損失、香港の業績悪化によるノレン減損損失などで第3四半期の純益は47.3%の減益だった。
通期では前期比21.3%増収、営業利益11.5%減益、1株利益28.8円、配当年75円の見通し。
なお、通期予想の営業利益51億円に対しては、第3四半期で56億1800万円と既に上回っている。
年初来高値は1月6日の3780円、安値は8月の2055円。
同社はカジュアル衣料を全国展開のほか中国、台湾にも積極展開している。PERは96.6倍と異常に高いが、配当利回りは2.69%と魅力的。