住友商事は特損発表と全体相場の急落が重なるが朝安のあと回復
- 2016/1/14 11:20
- 株式投資ニュース
■出来高が今年最高になり懸念材料を一気に織り込む「陽性の下げ」に
住友商事<8053>(東1・売買単位100株)は14日、9時40分頃の1088.5円(103.5円安)を下値に持ち直し、11時過ぎには1119.0円(73.0円安)と回復基調になっている。13日の通常取引終了後に海外でのニッケル採鉱・精錬事業に関する特別損失約770億円を発表し、今朝はタイミング悪く全体相場の大幅安と重なったが、意外に強い展開となっている。
出来高を見ると、すでに11時の段階で今年の一日あたり出来高の最高を更新して大活況。売却する人と同じ規模の買い手が出現している形になっている。売買が激増して短期的に急落するケースでは、懸念材料を一気に織り込んで下値をつけてしまうことがあり「陽性の下げ」とされている。