【引け後のリリース】カネカがセメダイン株を51%所有する親会社に
- 2016/1/14 19:44
- 株式投資ニュース
■セメダインは布に直接回路形成する着用デバイスを「ウェアラブルEXPO」に出展中
カネカ<4118>(東1・売買単位千株)とセメダイン<4999>(東2・売買単位100株)は14日の取引終了後、カネカによるセメダイン株式の公開買い付けが2015年12月9日から16年1月13日をもって終了し、決済開始日の2016年1月20日以降、カネカはセメダイン株式を議決権所有割合にして51.00%所有する親会社に(セメダインは連結子会社に)なると発表した。
カネカはこれ以前も約29%を保有し筆頭株主だった。発表を一部抜粋すると、この公開買付けは対象者株式(セメダイン株式)の上場廃止を企図したものではなく、本公開買付け成立後も引き続き対象者株式の上場を維持する方針であり、上場廃止基準に抵触するおそれが生じた場合、当社は、立会外分売や売出し等の上場廃止の回避のための方策について対象者と誠実に協議し検討したうえで、対象者株式の上場が引き続き維持されるよう最善の努力を行うという。
セメダインは1月6日付で、布に簡便に導電性が付与でき、かつ布への接着・追従性に優れた導電性ペースト『セメダインSX-ECA』を発表。布のしなやかさを損なわず、布に直接、回路形成とチップ実装できる新たなウェアラブルデバイスを実現し、「第2回ウェアラブルEXPO(第45回ネプコンジャパン2016)」(16年1月13日(水)~15日(金)、東京ビッグサイト)で製作した衣装の展示や制作過程のPVを公開している。
セメダインの14日の株価終値は559円(8円高)となり、東証2部指数が1.9%安となった中で強さが光った。