タカキタは買い材料の決め手に欠けるがストップ高となり投機筋介入の思惑

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■農業法人への出資緩和期待や新飼料収穫機など注目される

 タカキタ<6325>(東1・売買単位100株)は15日の後場一段高となり、取引開始後に一時ストップ高の608円(100円高)まで急伸。値上がり率は16.3%となり一時東証1部銘柄の1位に躍り出た。農機の中堅で、JA全中(全国農業協同組合中央会)の奥野会長が14日に農業法人に対する企業の出資上限の緩和を容認する姿勢を見せたと伝えられたことなどが材料視されている。

 ただ、他の農機株は総じて軟調。この点、タカキタ株は年初から1月8日にかけて「自動運転技術」の関連株といった見方が言われて4割近く急伸したばかりのため、一部の投機筋が再び参入し注力を開始したとの見方も出ている。14日付で「飼料作物に適応した『汎用型微細断飼料収穫機シリーズ』を新発売!」と発表した。仮に投機筋が介入しているとすれば、年初の高値699円を上回る相場を企図する可能性も考えられる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る