GMOネットは中東産油国ファンド「サジャップ」気にされ下押す

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■昨日安値のサイバーエージェントは下げ一服し「ジュニパー」のツムラは底堅い

 GMOインターネット<9449>(東1・売買単位100株)は19日の後場一段軟調になり、午後の取引開始後に6%安の1316円(90円安)まで下げ、このところの下げ相場の安値を更新した。中東産油国の投資ファンドのひとつとされる「サジャップ」が最新の会社四季報(東洋経済新報社、15年12月14日号)などを見ると大株主欄に登場しており、中東産油国が原油安などを受けて財政赤字の穴埋めを目的に保有株を売却しているとの観測が連想を広げて同社株にも波及したとの見方が出ている。

 ただ、同じく大株主欄に「サジャップ」の名があるサイバーエージェント<4751>(東1)は昨日安値を更新し、本日は軟調だが下げ渋っている。
また、同様に「エバーグリーン」「アラムコ」の名がある昭和シェル石油<5002>(東1)も昨日安値を更新し、本日は小動き。「ジュニパー」の名があるツムラ<4540>(東1)は前週後半の1月14日に安値を更新し、その後は小動きとなっている。

 GMOインターネットの2015年12月期の業績は最高益を更新する見込みで、決算発表は2月8日の予定。この頃には、改めて好業績を評価する展開になろうと期待する様子がある。

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