【株式市場】時間外取引の原油安など受けて全般再び下げ材料株などは高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6681円33銭(367円04銭安)、TOPIXは1362.11ポイント(28.30ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7242万株

チャート12 20日前場の東京株式市場は、円相場が昨日夕方に比べて30銭強の円高になったことなどが様子見ムードにつながり、トヨタ自動車<7203>(東1)などが軟調にスタート。日経平均は小反落で始まったあとも軟調で、NY原油が時間外取引で一段安と伝わると下げ幅を広げ、上海株式の3000ポイント割れも影響して前引け間際に一時371円66銭安(1万6681円33銭)まで下押す場面があった。前引けは367円04銭安。主な株価指数はすべて安い。

 材料株や好業績株を個別に注目する展開になり、サイバネットシステム<4312>(東1・売買単位100株)は3次元加工システムなど材料に連日ストップ高。さくらインターネット<3778>(東1)はフィンテック関連株の人気再燃に乗り急伸。ファーストロジック<6037>(東マ)は「民泊」関連株物色の再燃に乗り急伸。モルフォ<3653>(東マ)はクルマのサイドミラーなどに代わる後方視認システムなどが言われて大幅続伸。イメージワン<2667>(JQS)は20日付で「国際医用画像総合展」「国際人類遺伝学会」への出展発表などが思惑視されて急伸。

 東証1部の出来高概算は10億7242万株、売買代金は1兆801億円。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は312銘柄、値下がり銘柄数は1533銘柄となっている。

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