【Newsで一枚】構造改革について語る資生堂の魚谷雅彦社長

資生堂<4911>(東1・売買単位100株)は、10月31日、本社で9月中間決算と収益回復に向けての構造改革について取り組みを発表した。

同社の営業利益は直近では2008年3月期の634億6500万円をピークに減少している。2015年3月期・第2四半期の営業利益も前年同期比46.4%減の109億3200万円、今3月期通期では前期比49.6%減の250億円の見通し。マーケットからは、「どうしたし資生堂」の声が聞かれる。

魚谷雅彦社長は、「セルイン偏重の営業活動・流通リベートの増加→期末在庫の増加・在庫鮮度の悪化→消費者向けマーケティング投資・R&D投資の減少→ブランド育成力の低下→店頭売上計画の未達成という悪循環に陥っていました。この悪循環を断ち切るため、既に本社と販売会社の機能統合に取組むなど2015年スタートの構造改革を前倒しして取組んでいます。今後3年で300~400億円のコスト削減を進め、『強いブランドをつくれる実行力に優れた会社』を目指しています」と強く語った。

今期予想1株利益75.2円、配当は年20円の見通し。株価は年初来高値が2060円(7月)、同安値は1555円(2月)、10月31日終値は1834円。

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