ファンデリーの第3四半期は主力のMFD事業が好調で増収増益

■「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心として販売に注力

 ファンデリー<3137>(東マ)の第3四半期は、主力の健康食を宅配するMFD(Medical Food Delivery)事業が好調で、増収増益となった。

 今期16年3月期第3四半期業績は、売上高22億04百万円(前年同期比11.2%増)、営業利益3億51百万円(同9.1%増)、経常利益3億47百万円(同7.7%増)、純利益2億12百万円(同3.0%増)であった。

 主力のMFD事業は、四季ごとに実施している商品入れ替えに伴う新商品の開発と、当社の管理栄養士・栄養士が顧客の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心として販売に注力した。また、第3四半期間(10月~12月)は、当社の管理栄養士・栄養士による食事相談サポート付き「私のおせち」の販売が堅調であった。その結果、売上高20億52百万円(同13.4%増)、セグメント利益(営業利益)4億47百万円(同32.5%増)となった。

 マーケティング事業では、健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイムファーマ』の2誌による広告枠の販売が順調に推移した。また、紹介ネットワークを活用した業務受託において、複数の案件を実施したが、当期前半に見込んでいた一部案件に規模縮小が生じた結果、売上高は1億52百万円(同12.0%減)、セグメント利益1億07百万円(同14.6%減)であった。

 通期業績予想に対する進捗率は、売上高75.0%、営業利益75.0%、76.9%、純利益78.3%となっていることから、計画通りのペースといえる。

 株価チャートを見ると、1100円(12月1日)から701円(1月22日)まで下げた後、株価の見直しが始まっている。29日の株価は、前日比39円高の784円で引けた。

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