【銘柄フラッシュ】アンジェスMGが急伸し出光興産などの原油ダメージ株は反発
- 2016/2/3 16:53
- 株式投資ニュース
3日は、米WTI原油先物の再び急落5.5%安、NYの大幅安などが伝えられた中で、13時に通期業績予想の赤字転換などを発表したJXホールディングス<5020>(東1)が値戻しを強めて大引け3.4%高となり、昨日四半期決算を発表した出光興産<5019>(東1)は5.7%高など、原油安の影響を受けてきた銘柄にアク抜け感の兆しが見られた。
ブイキューブ<3681>(東1)は日本マイクロソフトとの協業などが好感され、前後場とも気配値のままストップ高を続けて大引けにストップ高の16.7%高で売買成立。レンゴー<3941>(東1)は昨日発表の四半期決算が好感されて15.4%高、GSユアサコーポレーション<6674>(東1)も昨日発表の四半期決算が好感されて11.4%高。東亜DKK<6848>(東1)昨日発表の四半期決算が好感されて10.6%高。
日本パワーファスニング<5950>(東2)は類似銘柄とされるケー・エフ・シー<3420>(東2)の四半期決算での大幅増益を受けて連想が強まったとの見方があり急伸22.7%高。
「中南米などでの感染拡大が懸念される「ジカ熱」関連株は活況で物色の裾野も広がり、ニックス<4243>(JQS)は蚊による感染防止の検知から防虫樹脂が注目されて大幅続伸の21.0%高。昼過ぎに米テキサス州で性的接触による感染例を確認と伝えられて不二ラテックス<5199>(JQS)が急動意となり8.8%高、相模ゴム工業<5194>(東2)も後場上値を追い4.8%高。連日活況高のアゼアス<3161>(東2)は朝方急伸後は売買交錯が続く4.6%高。
アンジェスMG<4563>(東マ)は引き続き糖尿病などが原因で発症する「重症虚血肢」治療薬などへの期待が強く、一時3日連続ストップ高の21.5%高となり大引けも21.4%高。ジェイテック<2479>(JQG)は特許取得を発表しており25.3%ストップ高。ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)はホームページに「バイオシミラー事業の新たなステージへ」と題する社長メッセージが載り注目されたとされて13.0%高となった。