【今日の言葉】マイナス金利で有利なはずの証券株不振

 『マイナス金利で有利なはずの証券株不振』=証券株が冴えない。8日(月)の株価は野村ホールディングス<8604>が27.7円安の550円と5営業日連続で下げ昨年来安値に沈み、大和証券グループ本社<8601>も34.7円安の671円と5営業日続落で昨年来安値(1月21日=464.7円)に接近となっている。このところのマーケット不振によるも影響といえるようだ。

 ただ、元証券OBは、「アベノミクス政策である、『貯蓄から投資へ』の中で、本来は、全般相場に逆行高していいはず」と残念がっている。確かに、低金利を通り越してマイナス金利が大きく新聞の見出しとなる時代ということからは、「銀行よサヨウナラ、証券よコンニチワ」となっていいはずだろう。個人投資家は幾度も痛い目に遭ったことで株投資に対し学習を重ねたことで、今のマイナス金利は現実の景気の悪いことの裏返しと読んでいるのかもしれない。そうは言っても超低金利の今日、どこかの時点で個人は動き始めるものとみられるが、証券株が急反発に転じてときが個人出動のサインとなるのではなかろうか。

 

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