【話題株】トヨタはEPS上方修正でも急落、新安値、牽引力薄れる

トヨタ 7203

 トヨタ自動車<7203>(東1・100株)は、前週末に第3四半期決算(4月~12月)を発表、懸念された下方修正はなく、EPSは上方修正されたことで週明けの相場が注目されたが、300円安の6325円と大きく値を下げ、しかも、去る1月21日の6392円を切って昨年来の安値に沈んでいる。今期のEPSが従来の713.7円から723.6円に上方修正されたが、「当決算期で、国内の販売台数減少は仕方ないとしても期待の海外販売台数が減少している。米国景気が頭打ちとなれば先行きの業績に楽観はできない」(中堅証券)という。しかも、再び、円高傾向である。PERは今日の安値で8.7倍と割安。これまでは、トヨタ株が全般相場をリードしてきたが、徐々に牽引力は落ちつつあるようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る