セブン銀行が新規事業の公開募集など好感され後場一段ジリ高

株式市場 銘柄

■銀行業だが「マイナス金利」の副作用ほとんど影響なしとの見方

 セブン銀行<8410>(東1・売買単位100株)は8日の後場一段ジリ高となり、14時にかけて485円(16円高)と本日の現在高に進んでいる。5日発表の第3四半期決算(2015年4~9月)が順調と見られているほか、8日付で新規事業創出を目指したオープンイノベーションプログラムの開始を発表。新規事業の企画やアイデアなどを「スタートアップ企業」などから広く募集するとしたことも期待を強める一因になったようだ。

 昨年来の株価は15年5月の661円を高値に、以後は直近まで調整基調が続く。ただ、日銀が1月29日に決定した「マイナス金利」政策の副作用が銀行業界などに懸念される中で、同社はATM(現金自動預出機)中心のためほとんど影響がないとされ、逆行高の期待もある。

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