フォーカスシステムズはこの下げ相場の中で、前場で年初来の最安値を付ける
- 2016/2/9 12:46
- 決算発表記事情報
■PER(予想)9.30倍、PBR0.79倍、配当利回り3.10%と割安
フォーカスシステムズ<4662>(東2)の株価は、この下げ相場の中、年初来の最安値400円をつけ、前場は403円で引けている。
株価指標は、PER(予想)9.30倍、PBR0.79倍、配当利回り3.10%と割安であることから、下げ過ぎといえる。
昨日発表された第3四半期業績は、売上高116億96百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益4億99百万円(同6.9%減)、経常利益4億86百万円(同2.0%減)、純利益4億67百万円(同49.3%増)であった。最終利益については、株式売却に伴う投資有価証券売却益2億08百万円を計上したことから大幅な増益となった。
当社が属している情報サービス業界においては、企業の情報システムに関する投資意欲は回復傾向が継続し堅調に推移している。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高76.4%、営業利益52.5%、経常利益52.8%、純利益77.8%と営業利益、経常利益の進捗率が低いように見えるが、第4四半期に占める利益の割合が高いことから通常ペースといえる。
通期業績予想は、売上高153億円(前期比1.4%増)、営業利益9億50百万円(同1.0%増)、経常利益9億20百万円(同2.5%増)、純利益6億円(同1.2%増)と増収増益を見込む。
本日は日経平均で、800円以上も下げていることから、当社の株価も急落しているが、配当利回り3.1%であることから、配当狙いの買いが今後膨らむものと予想される。