ネットワークバリューコンポネンツの15年12月期営業利益は前年の約6倍

■官公庁向けの大型案件を含め、セキュリティや無線LANが好調

 12日に発表されたネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の15年12月の営業利益は前年の約6倍と大幅増益を達成した。

 同日、15年12月期連結業績予想の修正を行ったうえで、発表した。売上高については、期末に計上を見込んでいた中規模案件の失注により、やや予想を下回った。利益面については、売上総利益率の改善を実施したこともあり、期初予想を上回る結果となった。

 売上高は前回予想を48百万円下回ったものの34億15百万円(前年同期比18.5%増)となった。営業利益は04百万円上回る1億70百万円(同492.6%増)、経常利益は15百万円上回る1億57百万円(前年同期08百万円)、純利益は04百万円上回る1億01百万円(前年同期比53.1%増)と大幅増益を達成。

 当社の事業セグメントは、ネットワークソリューション事業、ネットワークサービス事業の2つに分けられる。

 ネットワークソリューション事業では、官公庁向けの大型案件を含め、セキュリティや無線LANが好調であった。その結果、売上高は23億95百万円(同26.1%増)となった。

 ネットワークサービス事業は、ネットワークの保守・構築といった従来型のサービスに加え、マネージドVPNサービス等の自社サービスも堅調に推移したことで、売上高10億20百万円(同3.9%増)であった。

 今期16年12月期については、前期に引き続き先端的なネットワーク関連製品の投入、パートナーとの協業強化、自社サービスの推進といった活動を通じて、セキュリティ、ネットワーク、クラウドの3分野での事業展開に注力していく。

 今期16年12月期連結業績予想は、売上高36億52百万円(前期比6.9%増)、営業利益2億51百万円(同47.2%増)、経常利益2億33百万円(同48.5%増)、純利益1億55百万円(同53.4%増)と前期に引き続き増収大幅増益を見込む。

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