メガバンクが「マイナス金利」発表後初めてそろって高い

株式市場 銘柄

■三井住友FGは12日ぶりに反発し当面は自律反騰の見方も

 15日朝は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1・売買単位100株)が取引開始後に8%高の483.5円(37.3円高)まで上げ、三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)<8316>(東1・売買単位100株)も同じく8%高の3100.0円(240.5円高)、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)<8411>(東1・売買単位100株)も8%高に迫る167.4円(12.2円高)まで上げ、メガバンク各銘柄が全面高の始まりとなっている。

 これら3銘柄がそろって上げるのは、日銀が「マイナス金利」を発表した1月29日以降では初めて。とりわけ三井住友FGは売買日ベースで1月28日から2月12日まで11日連続安となり、12日まで10日続けて昨年来の安値を更新してきた。今朝は、NY株式の4日ぶり反発、為替の円安復活などを受けて日経平均の先物などが先行高となり、裁定取引等による機械的な買いも少なからず入っているようだが、まる2週間ほとんど下げっぱなしだったため、しばらくは自律反騰が続くとの見方も出ている。

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