アサツーディ・ケイは決算発表「延期」で思惑渦巻くが株価は6%高

株式市場 銘柄

■一部で東芝の例など妄想されたが「株価が物語る」可能性も

 総合広告会社アサツー ディ・ケイ<9747>(東1売買単位100株)は15日、反発となり、10時50分を過ぎては6%高の2520円(148円高)まで上げ、本日この時間までの高値をつけている。前売買日・12日の取引終了後、この日発表の予定だった2015年12月期決算を延期すると発表したが、株価への影響は限定的のようだ。

 発表によると、延期の要因は「確定に若干の時間を要することとなったため」とした。このため、朝方は一部に東芝<6502>(東1)のような不適切会計などを想起して不安視する様子があったが、「こういうときは事情通や早耳筋も売買に参加しているとみるべきで、株価が物語ってくれる可能性が高い」(市場関係者)と、逆に好決算の可能性を想定する向きもある。

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