アイサンテクノロジーが自治体の自動運転実験など材料に続伸11%高

銘柄 相場欄

■同時並行的に動いた銘柄も動意急のため注力筋まだ健在の思惑も

 位置情報システムなどのアイサンテクノロジー<4667>(JQS・売買単位100株)は16日、2日続伸の始まりとなり、9時40分にかけて11%高の4770円(490円高)まで上げて2月5日以来の4700円台回復となっている。自動運転技術に関連するテーマ株のひとつで、長崎県や長崎大学が南島原市で3月に自動運転の実験を行うことなどが報じられ、連想買いが再燃したようだ。アイサンテクノは愛知県幸田町が進める自動運転車の社会受容性実証実験に三次元地図データ作製システムなどで参画すると1月に発表した。

 同社株は昨年10月から自動運転関連株として売買が急増して上値を追い始め、1300円前後から今年1月初には9490円まで約7倍の急騰を演じた。直近にかけては2月12日に3580円まで下げ、急騰幅の約3分の2を帳消しにしたが、値幅調整には一巡感が出てきたとの見方がある。また、同社株と同時並行的に急騰相場を演じたアートスパークホールディングス<3663>(東2)も2日続伸となって動意を再燃させており、両銘柄に注力した資金集団はまだ健在と思惑を強める様子もある。

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