【株式市場】好業績株など強く2日続けて円安基調のため日経平均は朝安の後切り返す

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6166円84銭(144円26銭高)、TOPIXは1307.23ポイント(15.00ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億2744万株

チャート2 16日前場の東京株式市場は、NY株式の休場で手かがリ難の雰囲気があり、朝方は日経平均が213円00銭安(1万5809円58銭)まで下押す場面があった。しかし、円相場が海外から2日続けて円安基調になったためトヨタ自動車<7203>(東1)などが堅調に転換し、日経平均は前引けにかけて156円19銭高(1万6178円77銭)まで上げた。前引けは144円26銭高。主な株価指数はすべて高い。

 オープンハウス<3288>(東1)などの住宅関連株や不動産株が「マイナス金利」政策の16日実施による住宅ローン金利の引き下げムードを好感して強く、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は自社株買いなどが好感されて一時ストップ高。東証が「フィンテック」(金融IT)を活用した実証試験と伝えられ、さくらインターネット<3778>(東1)などのフィンテック関連株の動意が再燃し、長崎県が自動運転の実験と伝えられアートスパークホールディングス<3663>(東2)アイサンテクノロジー<4667>(JQS)が続伸。ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は12日発表の四半期決算などが好感されて続伸。

 東証1部の出来高概算は14億2744万株、売買代金は1兆2494億円。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は1381銘柄、値下がり銘柄数は477銘柄となっている。

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