【株式市場】「マイナス金利」の恩恵株など強く日経平均は一時318円高まで上げ2日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6054円43銭(31円85銭高)、TOPIXは1297.01ポイント(4.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加して31億5864万株

チャート2 16日後場の東京株式市場は、円安が進んで一時ドルに対して115円に迫る場面があり、日経平均は株価指数の先物主導で一段高となり、13時30分にかけて318円98銭高(1万6341円56銭円)まで上げ幅を広げた。その後は円安基調の鈍化や今夜の欧米市場に対する手控え感などが言われ、不動産株や大手銀行株などが高値モミ合いに転じ、日経平均も騰勢一服感が強まった。昨日の1069円高に続期2日続伸。主な株価指数はすべて高い。

 後場は、三井不動産<8801>(東1)などや住宅株が日銀の「マイナス金利」政策の16日実施や住宅ローン金利の引き下げ拡大を好感して軒並み高となり、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は自社株買いなどが好感されてストップ高を継続。さくらインターネット<3778>(東1)などのフィンテック(金融IT)関連株も本日の高値圏で推移し、マイネット<3928>(東マ)などオンラインゲーム関連の好業績株も高い。また、アートスパークホールディングス<3663>(東2)アイサンテクノロジー<4667>(JQS)などは自動運転技術への関与や仕手性が言われて急動意。アクロディア<3823>(東マ)は業務提携などが好感されてストップ高。 

 東証1部の出来高概算は増加して31億5864万株(前引けは14億2744万株)、売買代金は2兆8848億円(同1兆2494億円)。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は965(同1381)銘柄、値下がり銘柄数は873(同477)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、鉄鋼、不動産、証券・商品先物、鉱業、銀行、情報・通信、卸売り、その他金融、機械、電気機器、などとなった。

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