【株式市場】米欧の経済指標を控え日経平均1万7000円割るが材料株を選別買い

◆日経平均の終値は1万6883円19銭(525円52銭安)、TOPIXは1361.14ポイント(39.95ポイント安)、出来高概算(東証1部)は26億8841万株

チャート14 6日後場の東京株式市場は、日経平均がジリジリ一段安となり、大引けにかけて一時526円98銭安(1万6883円19銭)まで下げた。今夜、ユーロ圏の消費者物価速報や米国のADP雇用統計などが判明するため、昨日急落した欧米株に引き続き不透明感が拭えない様子で、約3週間ぶりに1万7000円を割った。東証1部の売買代金上位30銘柄で値上がりした銘柄はなく、唯一、三井住友建設<1821>(東1)が前日比変わらずを保った。

 ただ材料株の個別物色は活発で、薬王堂<3385>(東1)が月次好調などを好感して高値に進み、リンガーハット<8200>(東1)は値上げへの期待などが言われて連日高値。スカイマーク<9204>(東1)は2月の臨時株主総会での増資決議や原油安効果などを材料に続伸。主力株が軒並み安いため最近上場のMRT<6034>(東マ)エクストリーム<6033>(東マ)がストップ高の急伸となり、鉱研工業<6297>(JQS)はリニア新幹線のトンネル工事を材料に大幅続伸となった。

 東証1部の出来高概算は26億8841万株(前引けは13億1371万株)、売買代金は2兆5258億円(同1兆1428億円)。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は69(同72)銘柄、値下がり銘柄数は1771(同1756)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続いて全業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、空運、小売り、海運、医薬品、情報・通信、水産・農林、石油・石炭、などだった。

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