【株式市場】このところ下げの大きかった銘柄が上げ日経平均は一時501円高

株式

◆日経平均の前引けは1万6196円80銭(360円44銭高)、TOPIXは1311.20ポイント(28.80ポイント高)、出来高概算(東証1部)は26億2820万株

 18日後場の東京株式市場は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などのメガバンク各銘柄が、黒田日銀総裁の参議院での発言が13時頃から伝えられるとともにジリ高基調になり、アルプス電気<6770>(東1)などは一段ジリ高基調など、このところ「マイナス金利」と「円高」の影響の大きかった銘柄群が強い展開になった。日経平均は14時30分にかけて前場の高値を上回り、一時501円23銭高の1万6337円59銭まで上げて終値で2日ぶりに1万6000円台を回復し反発した。主な株価指数はすべて高い。

 シャープ<6753>(東1)が台湾・鴻海精密工業トップの18日午後再び来日報道などで一段強含み、三井物産<8031>(東1)などの大手商社も原油市況の回復などが言われて一段ジリ高。ラオックス<8202>(東2)は14時に自社株買いを発表して急伸。ネオジャパン<3921>(東マ)は1月決算好調観測などでストップ高となり、CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は米国で3月に開催される世界最大のゲーム開発者向けイベントなどが材料視されて急伸。NJホールディングス<9421>(JQS)NTTドコモ<9437>(東1)との協業などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は26億2820万株(前引けは11億7322万株)、売買代金は2兆7012億円(同1兆1918億円)。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は1725(同1732)銘柄、値下がり銘柄数は171(同160)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、卸売り、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、電気機器、化学、医薬品、機械、保険、パルプ・紙、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る